
どうも、編集長のハルです。
見てくださいこの彫刻の凄さを!
いきなり、写真を載せちゃいましたが、
埼玉が誇る知知夫国(ちちぶのくに)
総鎮守『秩父神社』です。

社殿に刻まれた極彩色の彫刻は、もはや「エグい」の一言です。
思わず時間を忘れて見入ってしまいそうな美しさでしたが…… 、
今回の私には、そんなにゆっくりする時間はありません。
この前に『あしがくぼの氷柱』を終え、次の目的地である『宝登山神社』の取材もあり、 どうしても立ち寄りたかった『秩父神社』への滞在時間はわずか数十分。
工事渋滞という壁にもぶち当たり、
車を停めるために命からがら辿り着いた
『道の駅ちちぶ』で私を待っていたのは、
喉を潤す名水と、時が止まったような『謎の遊具』でした。
彫刻の凄みに圧倒され、謎の遊具の哀愁に整う。
私が秩父の街を駆け抜けた、
『爆速参拝記』を今、ここに紹介します!
秩父神社ってどんなところ?

埼玉県秩父市の中心部に鎮座する秩父神社は、
2000年以上の歴史を持つといわれる関東屈指の古社です。
三峯神社・宝登山神社とともに『秩父三社』の一つに数えられ、毎年12月に行われる『秩父夜祭』は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている世界的に有名なお祭り。まさに秩父のシンボルともいえる場所ですね。
そんな由緒正しき神社の見どころといえば、
なんといっても豪華絢爛な『社殿』です。
現在の社殿は1592年(天正20年)、徳川家康公の寄進によって再建されたもの。色鮮やかで緻密な彫刻が壁一面を埋め尽くしており、その圧倒的な存在感は『埼玉の東照宮』と呼びたくなるほどの凄みがあります。
『つなぎの龍』や『お元気三猿』など、一つひとつの彫刻に物語があり、じっくり見ていたら1時間は余裕で経ってしまう……そんな魔力がこの場所にはあるんです。
基本情報
所在地
埼玉県秩父市番場町1-3
車の場合
関越自動車道 花園I.C.より約30km。
皆野寄居バイパスを利用で約50分。
電車の場合
秩父鉄道秩父駅より徒歩3分
西武秩父線西武秩父駅より徒歩15分
駐車場
あり(無料)
※駐車スペースは20台ほど。土日や時間帯によっては満車の可能性あり。
近辺にコインパーキングあり。
徒歩10分程で道の駅があります。
トイレ
あり
公式サイト:秩父神社
実際に行ってみた
境内
道の駅に車を滑り込ませ、工事渋滞のイライラを深呼吸で整えてから、いざ秩父神社の境内へ。

まず迎えてくれるのは、街中に堂々とそびえ立つ大鳥居です。


もう手水舎から立派です。

参道を歩き、立派な神門を抜けると、いよいよその姿を現します。
御本殿

知知夫国(ちちぶのくに)の総鎮守として、2000年以上の歴史を背負って立つ御本殿。
ですが、御本殿の目の前に来て気づいてしまいました。
「……あ、ここ、もっと時間が必要なやつだ。」

御本殿を埋め尽くす彫刻を目の当たりにした瞬間、そう確信しました。

家康公ゆかりの豪華な彩色は、まさに工芸品。
芸術に疎い私でも凄さがわかります。
(ホ、ホントですよ!)

こちらは、『お元気三猿』。
日光の猿は「見ざる・言わざる・聞かざる」
で有名だけど、ここの猿は違います。
「よく見て・よく聞いて・よく話す」。
現代風に言えば、インフルエンサー並みに情報発信に積極的なスタイルですね(笑)。
爆走しながらネタを探す私としては、こっちの猿の方が断然親近感が湧くってもんです。

そしてもう一つ見逃せないのが、
色鮮やかな『つなぎの龍』。
あの日光東照宮の『眠り猫』で有名な
名工『左甚五郎』が彫ったと言われる名作です。
なんでも、昔この近くの池で龍が暴れた時、
この彫刻の龍を鎖で繋いだらピタッと収まった……なんて伝説があるんだとか。
写真ではわかりにくいですが、今でもちゃんと鎖で繋がれてます。
この彫刻が池で暴れたのなら、
左甚五郎、腕が良すぎてバグってる……。
「師匠!流石っす!」



他にも盛りだくさんの彫刻の数々。
「また今度、ゆっくり来るから……!」
と心の中で謝りつつ (ホントかよ!?)
それでも読者の皆さんのために、シャッターを切ってきました(笑)。
天神地祇(てんじんちぎしゃ)

爆速参拝中の私ではありますが、
見逃しませんでしたよ!
社殿の裏側にある本当のすごさを!
そこにあったのは、
「天神地祇社(てんじんちぎしゃ)」。
実はここ、日本全国の一之宮(計75社)などの神々がズラリとお祀りされている、とんでもない場所。
ここをお参りするだけで、
「日本全国の神社を巡ったのと同じご利益がある」と言われているんです。(ヤッター!!)
他の参拝客が社殿の彫刻に夢中になっている隙に、私だけが『全国の神様、独り占めコース』を爆走!
「ふふ、これに気づいた私は、なかなかの『秩父通』なんじゃないか?」(いや案内板あるし)
と、自画自賛のドヤ顔の私。
「もう少し見たい・・・」という編集者の気持ち。
でも、直後に私の脳裏をよぎるのは「次」の予定と、さっきの工事渋滞の記憶。

そんな究極のジレンマに後ろ髪を引かれる思いで、わたしは車を停めている『道の駅ちちぶ』へと猛ダッシュで引き返しました。
(もちろん社殿、天神地祇社どちらも丁寧に参拝しましたよ)
道の駅ちちぶ

猛ダッシュ(気持ちは)で『道の駅ちちぶ』へと戻ってきました。
最初の目的は、一刻も早く生理現象を解決すること。(神社にもトイレはありますのでご安心を)
……だったはずなのですが。
トイレへと向かう最短ルート、その建物の陰、
一番奥まったスペースで、私の足はまたしても止まってしまいました。
いや、魔力に止められられたのかもしれません。

「……え、君、誰?」
そこにいたのは、昭和や平成初期のデパート屋上から迷い込んできたような、哀愁漂う『コイン遊具』たち。

まず目に飛び込んできたのは、
仲良く並んだ『3匹のゾウ』。
なぜかみんな少し寂しげな表情で、道の駅の裏側を守る門番のように佇んでいます。

そしてその隣。一際異彩を放っていたのが、
『青いロボット』。
有名アニメのキャラでもなければ、
戦隊モノのロボでもない。
完全にオリジナルの、名もなきヒーロー。
時代を駆け抜けた戦士の風格すら感じます。
当然、足元には「子供向け」の文字。
……ええ、わかってます。
乗ってませんよ!w
書かれていなくても乗りませんけどね!ww
しかし、どうしてもコックピット内部が気になるのが男心ってもんです。

なんと、2本のレバーと2つのボタンが鎮座しているではありませんか。
「……こいつ、動くのか?(いや、200円入れれば動くんだろうけど)」
単に周るだけじゃなく、なにか『操縦』を感じさせる本格的なインターフェースです。
かつての子供たちは、ここからどんな景色を見て、どんな宇宙(そら)へ飛び立とうとしていたのか……。
ただ、しつこいくらいに200円を要求するシールが気になります。(左腕にも貼ってあったな)
秩父神社の『つなぎの龍』が伝説で動くなら、このロボットは200円というリアルな対価で動き出す。
そんな無理矢理な対比を考えているうちに魔力が解け、
わたしは(今度こそ)トイレへと急ぐのでした。

一仕事を終えてスッキリとしましたが、もちろん、ただトイレに立ち寄っただけではありません。
「……出すだけじゃ、終われない。」
『道の駅ちちぶ』といえば、忘れてはいけないのが荒川支流の浦山川と武甲山の地下水を水源とする『ちちぶの水』。
誰でも自由に秩父の名水をいただける給水所があるんです。

「時間はなくても、この水だけは飲んでいけ」と、秩父の山々に言われているような気がします。
(幻聴ですね。疲れてます。)
持っていたボトルにありがたく給水。

気づけばペットボトルに並々と注ぎ込み、
喉を潤しました。
出したそばから、また入れました。
冷たい名水で喉を潤し、一気にリフレッシュ。
シュールな遊具たちに別れを告げ、秩父の恵みでフルチャージ完了!
今回は爆速取材だったので名水をいただくのみでしたが、次はゆっくり特産品を買い込みに来ます!
道の駅ちちぶ 基本情報
住所
埼玉県秩父市大宮4625
営業時間
9:30〜17:30
(※季節等により変動あり。公式サイトを確認して下さい)
(飲食店舗は営業時間が異なります)
駐車場
無料(普通車 約80台)
名物
秩父そば・わらじカツ・みそポテト 等
ちちぶの水(無料の給水所)
※ペットボトル持参を推奨!
公式サイト: 道の駅ちちぶ
まとめ

豪華絢爛な秩父神社の社殿と、誰もいない裏手の聖域。そして、道の駅の隅っこで出撃を待つシュールなロボット。
2000年の歴史も、昭和(平成?)の懐かしさも、同じ『秩父』という街の体温なんだな……なんて、名水を飲みながらしみじみと感じたひとときでした。(ホントかよ!?)
短時間のドタバタな道中だったからこそ、ふと見つけた景色が宝探しのように感じられたのは事実です。
豪華な彫刻に圧倒されるもよし、社殿裏手の聖域でこっそりパワーをもらうもよし。
みなさんも、自分だけの『秩父』を探しに、
ぜひ足を運んでみてください。
